
【採用担当者向け】ONE CAREER(ワンキャリア)ってどうなの?評価・特徴・料金【2027卒版】
今、応募学生や人材業界の営業からよく話を聞く、ONE CAREER(ワンキャリア)。気になっている採用担当者の方も多いのではないでしょうか?
このコラムでは今注目のワンキャリアについて、採用担当者の視点から、実際に掲載してみての評価や応募効果、特徴、掲載料金についてご紹介します。
目次[非表示]
- 1.ワンキャリアとは?
- 2.採用担当者視点で見たワンキャリアの特徴
- 2.1.学生利用率2位
- 2.2.上位大学で高い利用率
- 2.3.エントリーの概念が無い
- 2.4.同業他社や学事日程のスケジュール把握
- 2.5.独自の検索表示ロジック
- 2.5.1.大学と企業の関係性を反映
- 2.5.2.企業間の関係性を反映
- 2.5.3.志望業界を反映
- 2.5.4.締め切り順
- 2.6.就活ルールに影響されない
- 2.7.有料掲載社数が少ない
- 2.8.月掲載で無駄なく掲載できる
- 3.ワンキャリアの掲載価格
- 3.1.パッケージプランでお得に掲載
- 4.ワンキャリア掲載事例
- 5.まとめ
ワンキャリアとは?
ONE CAREER(ワンキャリア)とは、今、急激に学生の利用数が増加している注目の新卒採用向けの求人サイトの一つです。
特筆すべきは、マイナビなど従来の就職サイトが、企業サイドから制作した企業情報のサイトであるのと大きく違い、50万件を超える就職活動に関する学生からのリアルな口コミ情報が集積されている点であり、この情報の透明性の高さが、多くの学生から絶大な支持を得ています。
就職活動学生の3人に2人を占める35万人の学生が登録しています。
採用担当者視点で見たワンキャリアの特徴
ワンキャリアがマイナビなどの従来の就職サイトと何が違うのか。
学生視点ではなく実際に掲載する採用担当者の視点で紹介します。
学生利用率2位
ワンキャリアの特徴は、学生の高い利用率にあります。
会員登録数ではマイナビ、リクナビなどの従来の就職サイトに及びませんが、実際に利用した利用率で見ると、マイナビに次ぐ2番手のサイトです。
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HR総研×就活会議:2025年新卒学生の就職活動動向調査(6月)【就職活動編】
上位大学で高い利用率
大学群別で見ると、旧帝大クラス、早慶クラスではマイナビを超える利用率を誇るなど、上位大学ほど顕著に利用率が高まります。
【大学区分別 就職活動で最も活用した就職サイト】
HR総研×就活会議:2025年新卒学生の就職活動動向調査(6月)【就職活動編】
エントリーの概念が無い
ワンキャリアにはエントリーの概念がありません。インターンシップや説明会、選考会など、イベントへの予約が応募者の個人情報を入手する経路になります。
そのため、イベントの日程公開が応募者募集の大前提になります。エントリー者からターゲットを選定して選考の案内をするなど、クローズドの募集はワンキャリアだけではできません。
企業情報ではなくイベント情報でアピール
イベント予約が母集団形成の経路となるため、ワンキャリアでは企業情報よりイベント情報が大事になります。
インターンシップや説明会のテーマ設定や、画像、コンテンツなどに応募状況が左右されるため、魅力的なイベントコンテンツの作成が重要です。
同業他社や学事日程のスケジュール把握
クチコミをベースにインターン開催時期や選考時期、内定出しの時期など同業他社の採用スケジュール、また、ワンキャリアが独自に収集した学事日程や会員の活動動向から、大学ごとの就職活動動向なども把握できるため、自社の採用スケジュールの立案に役立ちます。
独自の検索表示ロジック
就職サイトに掲載した自社が学生に発見してもらえることは、応募数に直結するため採用担当者にとってとても重要です。発見してもらうためには学生が企業を検索したときに上位に表示されることがとても大事になってきます。
従来の就職ナビの検索時の表示順位ロジックは参画する企画によって決まります。上位の企画ほど上位に表示されます。また、期間限定で上位表示されるオプションに参画している期間のみ上位に表示されます。つまり、就職サイトへの予算をかけた会社ほど発見率が高まる仕組みになっています。
ワンキャリアでも上位表示のオプションはありますが、下記のような独自の検索ロジックで上位表示される仕組みになっています。
大学と企業の関係性を反映
大学別に企業のPVを集計。先輩がよく見ていた企業が上位に表示される仕組みになっています。
企業間の関係性を反映
クチコミの投稿者、大学の重複から類似企業を判定。先輩がクチコミをしていた企業・類似企業のクチコミが上位表示されます。
またクチコミが3件以上あると上位に表示されやすくなります。
志望業界を反映
シンプルに志望業界が上位に表示されます。
締め切り順
公開しているイベントの予約締切の日程が近いほど上位表示されます。
ワンキャリアでは、ターゲット学生のクチコミを増やしたり、ターゲット学生が見てもらえるようなコンテンツ作りといった工夫によって発見率を高めることができます。
また、ワンキャリア内でのWEB説明会やWEB合同説明会もカウントされますので、それらイベントへの参画も効果的です。
その他にも締め切りの細かい設定や、イベントのテーマ設定などによっても発見率を高める事ができます。
就活ルールに影響されない
戦線の早期化により、すでに有名無実化した就活ルール(採用選考に関する指針)ですが、マイナビなどではむしろ掲載審査は厳格化しており、プレ期間中に選考や採用を目的とした掲載や募集は一切できなくなっています。
ワンキャリアではそれらの規制が無いため、超早期の説明会や選考会の募集が自由にできます。
有料掲載社数が少ない
クチコミサイトという性格上、学生が自発的にクチコミするので掲載社数は多いのですが、応募を募ることができる実際の有料掲載社数は4,000社程度にとどまり、マイナビの3万社と大きく差があります。これは採用担当者視点では、1社あたりの学生数が多いと言え、大きな母集団形成が期待できます。
月掲載で無駄なく掲載できる
マイナビのように年度掲載ではなく、最低4か月の縛りはあるものの、以降は1か月ごとに掲載できるため、無駄なく必要な時期のみ掲載できます。
ワンキャリアの掲載価格
ワンキャリアの掲載プランは2つ(グループ掲載別途)あります。
大きな違いはイベント掲載件数にあります。
ワンキャリアはイベント掲載のみが応募経路となるため、イベントの掲載数に応募数が大きく影響されます。
パッケージプランでお得に掲載
ワンキャリアでは上記の定価とは別にスカウトのオプションもついたお得なパッケージプランがあります。
エリアや掲載期間、掲載開始時期によって価格が違いますので営業担当に確認してください。
ワンキャリア掲載事例
実際にワンキャリアに掲載した企業の事例を紹介します。
飲食業界H社の事例
知名度はあるものの、業界的に採用が苦戦していたこちらの企業では、マイナビ掲載だけでは十分な母集団が形成できず、新しいメディアとしてワンキャリアを導入しました。
ワンキャリアで効果を出すには運用が必要な事から、直販ではなく運用も代行してくれる代理店経由でワンキャリアに掲載しました。
運用内容
説明会にテーマを設定、テーマごとにバナー画像を作成し、複数日程掲載しテーマごとのPV数、予約数をチェック。人気の無いテーマの代わりに新しいテーマを設定し、入れ替えるなどしました。
前年度の内定者にクチコミ投稿を依頼、また説明会参加者にも積極的に働きかけ、クチコミ投稿を依頼する事で、順調にクチコミを増やしました。
結果
3年生の8月ごろから掲載と運用を開始し、半年間掲載した結果、ワンキャリア経由でのイベント参加者は同期に掲載していた他就職サイトの1.5倍の予約を集め、母集団拡大に大きく貢献しました。
まとめ
このコラムでは今、注目されるワンキャリアについて、ご紹介しました。
ワンキャリアはその性格上、運用が求められるメディアです。効果的な掲載をするにはワンキャリアの運用ノウハウを持つ代理店からの掲載がおすすめです。
ワンキャリアの運用ノウハウに強い採用総研に、お気軽にご相談ください。