\初心者向け/マッチングイベントで採用成功するためのプレゼンのコツ3選
*この記事の結論*
・常に「自社のターゲット」を意識
・座談会はプレゼンとリンクさせる
・接触後の「後追い」までがイベントだと思うこと!
新型コロナウイルスによる制限も緩和され、対面型イベントを検討している企業様も増えているのではないでしょうか。
イベントにも様々な種類があるなか、今回は、小~中規模開催の「マッチングイベント」に初めて参加される企業様向けに、プレゼンテーションの基本のキをご紹介いたします。
目次[非表示]
- 1.マッチングイベントとは?
- 2.マッチングイベントからの平均進捗率
- 3.プレゼンテーションのコツ
- 3.1.大衆受けは狙わない
- 3.2.時節に合った打ち出しを意識
- 3.3.座談会はプレゼンとリンクさせる
- 4.イベント後の後追いについて
- 5.まとめ
マッチングイベントとは?
・参加企業数&学生数が限られている
大手ナビサイトが主催する合同説明会のように、企業が何百社参加し、
学生が何千人来場するような、大規模イベントではありません。
1イベントあたり、企業は5~8社程度、学生は20~50名程度に設定されていることが多く、
近い距離で学生とコミュニケーションをとることが可能です。
・知名度に関わらず、参加学生全員に自社のPRを聞いてもらえる
多くのマッチングイベントは着座型になっているため、
企業ブースに学生を呼び込むという作業が発生しません。
つまり、知名度や業界イメージにとらわれず、その回に参加した学生全員に向けて、
必ず自社PRをする機会が得られます。
・セグメント分けされたイベントも
志望業界や学生の属性に応じて、セグメント分けされたイベントもあります。
(例)IT業界志望、ベンチャー企業志望、体育会系学生向け など
ターゲット人材が明確な企業様は、人数重視の合説ではなく、
ある程度参加学生に縛りのあるイベントを検討してもいいかもしれません。
<マッチングイベントの注意点>
・プレゼン担当者の魅力や、スキルが比較されやすい
マッチングイベントでは、5~10分以内という短時間のプレゼンを実施する形式が多く、
プレゼンの技術がそのまま企業の印象に繋がりやすいです。
またプレゼンを担当する社員として、採用担当だけでなく、現場のエース社員や、
代表取締役が直々に登場するケースもあり、「人的魅力」も比較対象になります。
・プレゼンスライドや資料にもこだわりを
マッチングイベントは、初対面の学生の志望度をその場で上げなければならないため、
視覚的に目を惹いたりワクワクさせたりと、
あらゆる角度から自社への興味付けを行う必要があります。
限られたプレゼン時間のなかで印象に残すには、
発表用のスライドや配布資料のデザイン・見やすさにも工夫を凝らしていきましょう。
マッチングイベントからの平均進捗率
母集団形成にマッチングイベントを活用する場合、どれくらいの人数に接触すれば採用目標に達するのか?という疑問を抱いている企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
目安として、一般的に下記のような進捗率になるケースが多いです。
<イベントから1名採用する場合>
*業界や業種などによって、進捗率は変動いたします
つまり、1~2回参加でひとり採用に繋がれば上々!という結果だといえます。
イベント参加を検討される場合は、目標数から逆算して参加回数を設定していきましょう。
プレゼンテーションのコツ
マッチングイベントでのプレゼンは、合説などの大型イベントとは目的が異なります。
初めてプレゼンに挑戦する担当者様向けに、基本のキを3点お伝えします。
1. 大衆受けは狙わない |
大衆受けは狙わない
学生受けを意識するあまり、全員にまんべんなく「良い」と思ってもらうプレゼンをしてしまうと、結果として他社との差別化に失敗する可能性があります。
「自社のターゲット」だけに刺ささればいい、そういう気持ちでプレゼン内容を構築しましょう。
また、他社を意識するあまり、似たようなプレゼンになってしまうというのも避けたい点です。
例えば、成長志向の学生を集めたイベントだった場合、
多くの企業が「成長できる環境」を打ち出してくると予想できます。
しかし、「成長」と一言でいっても、さまざまなレベルがあります。
「3年以内に部長に昇進できる」「1年目で年収1000万円」など、スピード感のある昇進や、高年収になることを成長とよぶ企業もいれば、「海外展開をしており、グローバルに活躍できる」など、活躍のフィールドの広さを強みにしている企業もあります。
一言で「成長志向」といえど、学生によって、望むレベルや基準は異なります。
あくまで貴社が求める人材のラインはどこなのか?を意識したうえで、
プレゼン作りをしていきましょう。
時節に合った打ち出しを意識
イベントに参加する時期によって、学生の志向や就活状況は異なります。
1年を通して複数回参加する場合、できれば参加時期に合わせて工夫を凝らしたいところです。
夏頃であれば、就活をスタートしたばかりの学生が多く、
「そもそもどんな仕事があるの?」「どういう業界から見ていけばいいんだろう」と、
とにかく広く情報収集をしている時期だといえます。
つまり、選考に進みたいかどうかよりも、「その会社や、実施しているインターンシップの内容」に興味を惹かれるかどうかで、進捗率が変わってきます。貴社のアピールをしつつも、「学生受けの良いコンテンツ」を用意できるかという意識が大事になってきます。
しかし、冬(とくに1~2月)に入ると、ある程度志望業界や職種を絞っている学生が増えてきます。またそれまでに複数の企業のインターンシップなどに参加し、多くの企業に触れているため、貴社と同業界のプレゼンを初めてきくという学生はおのずと減ってきます。
つまり学生はプレゼンをきくなかで、「この会社は、A社と事業内容が近いな」「同業のB社よりも給与は高そうだな」など、無意識に「比較」しながら話をきいています。それにより、自分の基準よりも条件が良いと思えば選考に進み、そうでないなら進まないという選択をします。
したがって冬時期は、比較される前提で内容を組み立て、「同業他社における自社の立ち位置や、他社との違い」などを強く押し出したほうがいいでしょう。
純粋ないち企業として見てもらえる夏、比較される冬、時節に応じて打ち出し方にも工夫を凝らしましょう。
座談会はプレゼンとリンクさせる
プレゼンのあとは、座談会形式でより近い距離で学生と話せる場を設けているケースが多々あります。プレゼンをきいてもらったあと、学生から直接質疑応答を受けられたり、自社イベントにひきこむためのもう1プッシュが可能な場です。
座談会は独立して考えるのではなく、できれば「プレゼンとのリンク」を意識した内容にしたいところです。
例えば、プレゼン中にクイズのような「問いかけ」を実施し、その答えを座談会で披露する、といった流れです。他にも、インターンシップの告知をプレゼンで実施して、詳細なプログラムについては座談会で発表するなど、とにかく学生に「この話が聴けるんだな」という意識づけを行っていきましょう。
学生は、短時間で複数社のプレゼンを連続して聞くため、できる限り自社の情報が上書きされないよう、興味を持続させる工夫が必要です。
イベント後の後追いについて
学生の志望度は、接触時が最も高く、時間経過とともに下がっていきます。
なおかつ、マッチングイベントは短時間での交流ですので、イベント当日は盛り上がっていたとしても、深いところまでの志望度醸成は難しく、どうしても優先順位は低くなりがちです。
つまり、せっかくイベント参加時にインターンシップの予約がとれたとしても、企業から何の連絡もしなければ、直前のキャンセルや当日キャンセルに繋がる可能性は非常に高いです。
また、イベント当日に予約がとれなかった場合でも、そのまま諦めてしまうのではなく、定期的に情報提供し続けることを推奨します。企業によっては、電話などで個別に日程調整をするケースもあり、出会った学生の「志望度を育てる」意識で接していきましょう。
まとめ
最後まで閲覧いただきありがとうございました。
今回は、初めてマッチングイベントに参加される企業様に向けて、
基本のキをご紹介いたしました。
具体的なプレゼンの内容などは、業界やターゲットによって異なりますので、もっと深く知りたい!という企業様は、ぜひお気軽に採用総研までお問い合わせください。
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