新卒ダイレクトリクルーティングサービスの徹底比較と選ぶポイント
新卒採用においても、直接学生にアプローチするダイレクトリクルーティングが、今大変注目されています。
導入を検討されている企業も多いかと思いますが、ここ数年でサービスも増え、自社に合うダイレクトリクルーティングサービスがどれなのかわからない。導入したいが、どういった違いがあるのかよくわからないという採用ご担当者もいらしゃるかと思います。
ここでは、代表的な新卒採用ダイレクトリクルーティングサービスについて比較し、利用する際の選び方のポイントを紹介します。
目次[非表示]
- 1.ダイレクトリクルーティングサービスとは
- 2.主要な新卒採用ダイレクトリクルーティングサービス
- 2.1.OfferBox
- 2.2.キミスカ
- 2.3.キャリアチケットスカウト
- 2.4.LabBase就職
- 2.5.TECH OFFER
- 3.まとめ
ダイレクトリクルーティングサービスとは
ダイレクトリクルーティングサービスとは、企業が直接求職者に対して採用活動を行うことを支援するオンラインサービスのことです。
求職者のプロフィールを企業が確認し、直接オファーを出す事で、採用していく手法です。
元々中途採用で利用されていた手法ですが、マイナビやリクナビの掲載社数が数万社に上り、学生に発見、認知されるのが非常に難しくなったのと、コロナの影響で、対面イベントの動員が減った事もあり、急激に新卒採用でも注目される手法となりました。
新卒採用でも利用できるサービスが続々と誕生し、利用企業と学生が急増しています。
ダイレクトリクルーティングのメリット
ダイレクトリクルーティングの最大のメリットは攻めの手法だと言う事です。
既存のナビサイトが掲載しておき、発見されるのを待つのが基本ですが、
ダイレクトリクルーティングは欲しい学生に直接アプローチできるので、業種や企業の知名度に影響されずにアプローチする事ができます。
また、こちらから欲しい学生にアプローチできるという点で非常に効率的な採用が可能です。
学生のプロフィールや企業業種・志望職種・志向などから、採用したい学生かつ採用につながりそうな学生にアプローチできます。
ダイレクトリクルーティングのデメリット
採用したい学生に一人一人アプローチできるのはメリットですが、その分非常に手間がかかる手法です。
多くのダイレクトリクルーティングが、ナビのDMのようにオファーが飽和して、発見率が下がらないように、一括送信ができない仕様になっているサービスが多いです。
また、学生のオファー受け取り数も上限があったり、企業のオファー数に上限があったりと、
大量に配信できない工夫がされています。
また、学生がオファー承認後も、ナビでの応募と同じように説明会に動員するなどマスで扱うと、
途端に進捗が悪くなります。
学生も個別オファーである以上、ナビや合説とは違う特別な対応を期待しており、ダイレクトリクルーティング限定の個別面談や選考ルートなど、特別フローが必要になります。採用担当者としては、オファーにもオファー後の選考にも工数が大幅に増える事になってしまいます。
【参考記事】
主要な新卒採用ダイレクトリクルーティングサービス
ここ数年で急増した新卒採用向けダイレクトリクルーティングですが、ここでは主要な新卒ダイレクトリクルーティングサービスの価格や特徴をご紹介します。
サービス名 |
登録学生数 |
利用企業数 |
価格 |
OfferBox |
243,000人 |
16,726社 |
3名採用 75万円~ |
キミスカ |
135,000人 |
1,239社 |
3名採用 75万円~ |
キャリアチケットスカウト |
82,000人 |
800社 |
6名採用 150万円~ |
LabBase就職 |
20,000人 |
500社 |
スカウト年間92通 120万円~ |
TECH OFFER |
30,000人 |
500社 |
スカウト年間通数1200通 165万円 |
OfferBox
登録学生数 243,000人(2024卒 2023年12月末時点)
利用企業数 16,726社(2024卒 2023年12月末時点)
利用料金
早期プラン(3月解禁前から利用) 3名採用プラン 75万円~
成果報酬プラン 1名内定承諾 35万円
特徴
新卒採用の代表的なダイレクトリクルーティングサービス
最大の登録学生数と利用企業数
マッチしそうな学生を上位表示してくれるAIアシスト
就活生の3人に1人が利用する新卒採用では代表的なダイレクトリクルーティングサービスです。
登録学生数、利用企業数ともにダイレクトリクルーティングでは最大規模を誇ります。
文理、エリアともに充実した学生数を誇るので、あらゆる企業で過不足なく利用できます。
料金体系は就活解禁される3月以前から使える早期プランと、3月以降しか利用できませんが、
内定承諾1名ごとに料金が発生する成功報酬プランの2種類があります。
【参考記事】
キミスカ
登録学生数 135,000人(2023卒 2022年10月末時点)
利用企業数 1,239社(2023卒 2022年10月末時点)
利用料金
基本プラン 3名採用 75万円~
特徴
新卒採用の2番手ダイレクトリクルーティングサービス
3種類のスカウトで手軽にオファー可能
利用学生数に比べ利用企業が少ないので、採用確度が高い
OfferBoxに次ぐ2番手のダイレクトリクルーティングサービスです。
登録学生数はOfferBoxに及びませんが利用企業が少ないため、
1社あたりの学生が少なくなるため、採用確度が高い傾向にあります。
一番の特徴は、手間もかかり通数が限られるが効果も高いゴールド、
中間のシルバー、手軽に大量に配信できるノーマルの3種類のスカウト方法があり、
ダイレクトリクルーティングのデメリットである手間を軽減してスカウトができる工夫がされています。ダイレクトリクルーティングを導入したいが、手間がかかるためできないという企業にオススメです。
キャリアチケットスカウト
登録学生数 82,000人見込(2025卒 2024年3月見込)
利用企業数 800社
利用料金
定額プラン 6名採用 150万円
成功報酬プラン 1名採用 40万円
特徴
他サービスに無い価値観マッチング
知名度が無い、不人気業界などで強味
IT採用で急成長する人材ベンチャーのレバレジーズが運営する新卒採用向けダイレクトリクルーティングサービスです。
一番の特徴は、社風や企業理念の共感を重視した価値観マッチングを重視している点です。
そのため業種や職種などに囚われないオファーにより、不人気企業や、知名度が低い企業などでも、本当に自社に合った採用ができるサービスとなっています。
LabBase就職
登録学生数 20,000人(2024卒)
利用企業 500社
利用料金
年間スカウト通数 92通 120万円~
特徴
理系特化のダイレクトリクルーティング
登録学生の約90%がMARCH以上の上位大学
理系に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。
研究内容、専門スキル、所属ゼミなど他のサービスには無い非常に充実した理系学生の検索ができ、特に理系大学院生の採用には効果的です。
上位大学の登録が多いのも魅力でなかなかリーチできない上位理系大学にアプローチできるのは魅力です。
非常に少ないスカウト通数ですがその分オファー承認率は非常に高く、研究内容やスキルをとことん絞り込んだコアな採用に向いています。
TECH OFFER
登録学生数 30,000人見込(2025卒)
利用企業 500社
利用料金
スカウト通数 1200社 165万円~
特徴
理系特化のダイレクトリクルーティング
設定によりオファーを自動化
ラボベースとよく比較されるもう一つの理系特化のダイレクトリクルーティングサービスです。
最大の特徴は、大学や研究内容、志向など設定しておくと自動配信ができる事です。
ダイレクトリクルーティングはどうしてもスカウトの手間がかかってしまいますので、
この自動化は非常に魅力的です。
その分、気軽にスカウトを配信できますがラボベースに比べると、オファー承認率は下がります。
研究内容やスキルを絞りすぎない、広い理系対象の採用に向いています。
まとめ
以上が新卒採用の代表的なダイレクトリクルーティングサービスの5選とその比較です。各サービスはそれぞれ個性や特色があり、
何を重視するかで最適なサービスは変わります。企業の採用戦略や求めている人材像に合わせて、適切なサービスを選択することが大切です。
採用総研では今回ご紹介した以外にも、多種多様のダイレクトリクルーティングサービスの中から自社にあったダイレクトリクルーティングサービスをご提案できます。
また運用についても豊富な実績がございます。
ダイレクトリクルーティング導入をご検討されるなら、ぜひお問い合わせください。