関西(大阪)での新卒採用のポイント
ネットの普及により、採用活動の地域差はだいぶなくなってきましたが、エリアによって特徴は依然として存在します。
関西、特に大阪での新卒採用の特徴についてまとめてみました。
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目次[非表示]
- 1.関西の大学群について
- 1.1.関西の国公立
- 1.2.関西の上位私立大学
- 1.3.その他の関西私立大学群
- 2.関西の大学生の特徴
- 3.まとめ~関西で採用成功するポイント
関西の大学群について
関西は約12万の学生が就職活動をする首都圏に次ぐ大市場であり、採用活動のボリュームゾーンとなります。
大学群も旧帝大クラスと呼ばれる超高偏差値大学から、私立大学群までランク的に多岐にわたります。
関西の国公立
京都大学を筆頭に、大阪大学、神戸大学の旧帝大クラス大学と、それに次ぐ京都工芸繊維大学や大阪市立大学、大阪府立大学、兵庫県立大学など、高偏差値大学が豊富に存在します。
パナソニックを筆頭に、関西に多い電気系メーカーや中小企業の重要な人材供給元となっています。
関西の上位私立大学
関関同立と呼ばれる、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学が全国的にも上位私立大学として有名で、学生数も多く新卒採用において重要なボリュームゾーンとなっています。
同志社大学は、早慶クラスとならぶ私立最上位大学であり、この地域の私立トップ大学という事もあり、一般的に大手志向が強い傾向があります。
関西大学、立命館大学は大手企業への活動も多いですが、同ランクの大学群に比べ企業規模に捕らわれない活動をする学生が比較的多く、中小企業の重要な人材供給元となっています。
その他の関西私立大学群
産近甲龍と呼ばれる京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学は関西の中堅私立大学として数も多く有名です。特に近畿大学は日本有数のマンモス大学で、著名人も多数輩出しいます。採用活動においては、文理系ともに学科が多岐にわたり人数も多いため重要なボリュームゾーンと言えます。
そのほか、摂神追桃とよばれる摂南大学、神戸学院大学、追手門学院大学、桃山学院大学の大学群は数も多く中小企業にとって重要な採用ターゲットとなります。
また後述しますが理系の少ない関西エリアにおいて、唯一の理工系大学である大阪工業大学などは、関西の理系採用において非常に重要な採用ターゲットです。
参考記事
関西の大学生の特徴
理系が少ない
学生数の比率の問題ですが、極端に理系が少ない地域なのが特徴です。
全国では理系比率は30%程度、大学生の多い首都圏でも25%程度ですが、関西では20%ぎりぎりくらいの理系しかいません。
しかし関西は理系を採用したい大手から中小までメーカーが多い地域であり、この地域の理系採用の難しさに拍車をかけています。
また、国公立や私立上位大学に理工系学科が偏っているのも特徴で、私立の理工系大学は大阪工業大学のみで、理工系学科を持つ私立大学は数大学しかありません。
この関西特有の理工系学生不足から、京都先端科学大学や大和大学など理工系学科を有する私立大学も新設されていますが、まだ卒業生もここ数年で出始めたところで、まだまだ少ないのが現状です。
地元志向が強い
大阪の学生は全国平均と比べても地元志向が強いエリアです。
これは、東京でも見られる傾向ですので、都市部の学生ほど就職先も多いため地元志向が高まると考えられます。
ただ大阪は郷土愛が東京に比べ高い事から、地元に就職先が多いと言う理由だけでなく、地元で働きたいという想いが強い地域と言えます。
マイナビ 2024年卒 大学生 Uターン・地元就職に関する調査
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20230509_50051/
まとめ~関西で採用成功するポイント
関西は大学生も多く、大学群も多岐にわたり、採用マーケットとしては大変魅力的な市場です。
しかし、理系学生が少ない点、地元志向が強い点には注意が必要です。
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