学生とのコミュニケーションはLINEが主流に!?
依然として売り手市場が続いている新卒採用の市場。
「学生から返信が来ない」「日程調整がうまくいかない」「リスケ」など。
学生とのコミュニケーションで困ったことはありませんか?
採用活動にLINEを利用する。話を聞いたことはあるけど何だかイメージがつかないなーというご担当者様も多いのではないかと思い、今回はLINE採用の現状や選択肢、ならびにメリット・デメリットについてお話させていただきます。
採用活動におけるLINEの普及
LINEを採用活動に利用する。実はこの動きは数年前からありました。(少なくとも私が採用総研に入社する2017年以前)
そうした動きが起こり始めた背景には、世の中の販売促進・広報活動に「旧名称:LINE@(現:LINE公式アカウント」が使用され始めたことが大きく影響しています。
現在では実は私たちの生活で大きく広がっているLINE公式アカウント。
美容院や飲食店など。「友だち追加してクーポンをGet」などポップを見かけたことがある方も多いかもしれません。
そうしたLINEの使われ方から、これは採用活動にも利用できるのではないか?ということでそこから新卒採用市場にLINEで学生とやり取りする、という発想が広まっていきました。
学生のLINE利用率
それでは実際にどれ位の学生が、就職活動を利用しているのか見てみましょう。
2021年卒:40.9%
2022年卒:53.4%
2023年卒:56.6%
※出典:キャリタス就活 2023 学生モニター調査結果(2022 年 1 月発行)
上記は2023年卒の就職活動生1,104人を対象に株式会社ディスコが実施したアンケートですが、この2年間で遂に50%を上回る程、学生に利用されるツールとなりました。
裏を返せば、それだけ企業が採用活動においてLINEを活用し始めた、ということがいえるかもしれません。
LINEを利用するメリット・デメリット
次に、採用活動/就職活動においてLINEをメリット・デメリットについて
見ていきたいと思います。
(企業側)
① メッセージを学生に確認してもらいやすい
② 自社の採用コンテンツをLINE内で学生に見せることができる
(学生側)
① スマートフォンで操作可能(=いちいちPCを立ち上げる必要がない)
② ナビサイトなどにログインすることなく、企業からのメッセージを確認できる
③ 各企業のLINEのトーク画面内で、企業研究が可能
大まかな表現となりましたが、ポイントは2つです。
1. ダイレクトコミュニケーション(=やり取りの最速化)
2. リッチメニュー(※)を駆使した、採用ブランディング(企業)/企業研究(学生)
双方にやり取りの手間が省け、かつ好きな時に自分のタイミングで企業研究ができる。
操作はスマートフォンででき、時間・場所を選ばず学生の手間を省くことができること。
それが、LINEを利用する最大のメリットと言えます。
※リッチメニュー:LINEのトーク画面内に複数の区画のようにわかれた画像が表示され、それぞれの区画をタップするとリンク先に飛んだり、動画が視聴できるようになる機能のこと。
採用活動でLINEを利用する方法
最後に、LINEを採用活動に利用する方法をご紹介します。
1. 採用担当者のプライベートLINEを就職活動生と交換する
(企業:学生=1:1のやり取り)
こちらは、特に内定承諾をした学生と採用担当者がLINE交換するケースが多いです。
一方で、広報や初期の選考段階など、学生とのリレーションが構築できていない段階では、学生に警戒されるケースが多いです。
2. LINE公式アカウントを利用する
(企業:学生=1:不特定多数 or 1:1)
こちらは、企業の広報活動と同様の考え方で利用します。
LINE公式アカウントは、友だち追加してくれた不特定多数への広報に適したツールのため、採用イベントの告知など、情報拡散において有効な方法です。
3. LINEと連携した採用管理システム
(企業:学生=1:不特定多数 or 1:1 or 1:特定のグループ)
こちらはあくまでもLINEを採用活動で利用する前提で開発されているため、学生と個別のやり取りをすることも、合格者グループだけにアナウンスることも自在にコミュニケーションを取ることが可能になります。
それぞれの特性を、おさらいしてみます。
1. プライベートLINE=個別にやり取りできるが、関係が出来ている学生飲みに有効。
2.LINE公式アカウント=広報目的に利用されることが多い。学生の特定不可。
3.LINEと連携した採用管理システム=費用高だが、採用用に利用可能。
いかがでしたでしょうか。
自社の採用活動にLINEを導入する目的を踏まえ、活用いただくことをおすすめしております。
採用総研ではかなり初期からLINEを使った採用支援を取り入れており、数多くの実績がございます。
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