会社説明会・オープンカンパニーに学生が集まらない…原因は開催日にあり?
*この記事の結論*
・合同説明会など、大型イベント開催日は避けるべし!
・学校行事を把握しよう!
・19時以降の開催は控えよう!
目次[非表示]
- 1.企業説明会・オープンカンパニー開催の基本ポイント
- 2.避けるべきNG日程とは?
- 2.1.合同説明会、大型イベント開催日
- 2.2.学校行事期間
- 2.3.夜遅すぎる時間
- 3.まとめ
企業説明会・オープンカンパニー開催の基本ポイント
参加しやすい開催時間は、対面・WEBともに1時間程度!
Q.説明会の所要時間は、どれくらいが好ましいですか?
(株)採用総研調査「SPIEGEL3月号より抜粋」
学生が思う、参加しやすい会社説明会の長さは、対面・WEBともに「1時間程度」という回答がトップでした。とくにWEBは集中力が散漫になりやすいため、長くても2時間以内には終わらせるのがベストといえます。
それ以上長いものだと、場合によってはそもそものセミナー予約率が下がってしまう可能性があります。
開催日時は固定化せず、分散させるべし
例えば毎週月曜日の10時~11時という風に、会社説明会やオープンカンパニーの開催日を固定化している企業様が多々いらっしゃいます。企業側からするとスケジュールが立てやすく、メリットがあるように思います。
しかし、学生側からすると、その日時に授業や固定の予定を入れている場合は、貴社の会社説明会・オープンカンパニーにずっと参加することができなくなります。ぜひ、「学生に選択肢を与える」ことを意識して、曜日や時間を分散させて実施してみてください。
情報公開するのは、3~4週間先の日程まで
ナビサイトなどを用いて予約募集をしている場合は、現時点からおよそ3~4週間先までの日程を開示するようにしましょう。それ以上先(たとえば1か月以上先)の日程を公開することは、あまり得策ではありません。
学生目線でみると、「かなり先の日程まで情報公開されている=あとからでも参加できる企業」という立ち位置になってしまい、予約の優先順位が下がります。日程数が少ない他社に予約をされてしまい、自社にたどり着くまえに就活が終わってしまう、という事態になりかねません。
「追加日程があるかわからないから、今のうちに行っておこう」と学生に思ってもらい、いかに早く予約まで繋げるかが重要です。
<Check!>土日祝での会社説明会について ■メリット ・開催企業が少ないため、見つけてもらいやすい! ・平日では参加が難しい学生でも、日程の都合がつきやすい! →特に、ゼミや研究で忙しい理系学生など ■デメリット ・「ほんとうは休日も働いているのではないか」と学生に思われる可能性がある… ・業界によっては、平日開催よりも人数が集まらない可能性が高い… |
避けるべきNG日程とは?
合同説明会、大型イベント開催日
マイナビ・リクルートなどが主催する、大規模合同説明会の開催日は、学生の分散が予想されます。したがって、母集団形成を第一に考えている企業については、この時期に会社説明会やオープンカンパニーを開催することは推奨しておりません。
しかし、名のある大手企業が軒並み新卒イベントに出ている間に、他社と差別化して実施するという手もあります。3月時点ですでに志望業界が定まっている学生は、合説で広く企業を探すというより、会社説明会に直接参加する傾向が高いです。そういった層の学生を狙っている企業は、かえって集客効果があるかもしれません。
▼【3月】マイナビ主催:東京・京阪神地区限定/合説カレンダー(採用総研調べ)
学校行事期間
学校行事がある期間は、学生の就活に対する優先順位が下がりやすく、説明会への動員率も減少しやすいです。とくに、押さえておくべき主な学校行事は、以下の通りです。
(例)入学式、新年度開始時のガイダンス期間、テスト期間、新勧期間(部活動やサークルの勧誘期間)
夜遅すぎる時間
業界や勤務時間にもよりますが、遅くとも開始時間は18時台に収めておくほうが無難です。19時以降の開催となると、長時間労働のイメージにつながったり、すでにアルバイトや部活動の予定が入っていて、集客に繋がらない可能性が高くなります。また、予約数が増えてもその後の選考段階で残業に関する質問や誤解を招いてしまう可能性もあります。
まとめ
会社説明会への集客を成功させるには、さまざまな要因が重なり合っています。開催日の設定ひとつとってみても、考えるべき事柄は複数あるのだと、実感いただけましたら幸いです。
*その他、説明会に関するコラムも公開していますので参考にどうぞ!