新卒採用担当者になったら知っておきたい大学群の名称
新卒採用のにおける採用学生の指標に大学偏差値は重要視されます。
企業によっては採用ターゲット大学が明確な場合もあり、その際よく使われる大学群の名称は知っておく必要がりあります。
主に同じくらいの偏差値や入学難易度をグルーピングした名称となります。
採用担当者なら知っておきたい大学群名称をご紹介します。
旧帝国大学
東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、東北大学、九州大学、北海道大学
戦前に帝国大学として各地域に設立されたた国立大学群です。
旧七帝大、旧帝大などとも呼ばれます。各地方の最難関トップ大学です。
偏差値では東京大学、京都大学では70以上、それ以外の大学でも60以上の高偏差値大学です。
採用では都銀や大手メーカー、総合商社などの超大手企業、国家公務員、外資系トップ企業の主要採用ターゲットで、文理系ともに壮絶な取り合いが発生します。
なかなかナビなどでも見る事が少なく、OBOG訪問、教授紹介など各社ともコネクションを駆使して採用する、超難関採用ターゲットです。
同クラスの大学として東京工業大学、一橋大学、神戸大学も旧7帝大+3大学とか10大学などとして含む場合もあります。
余談ですが戦前日本だった韓国にあった京城帝国大学(現在のソウル大学)と、同じく日本領だった台湾にあった台北帝国大学(現在の台湾大学)も含めて9大学が帝国大学と呼ばれていました。
早慶
早稲田大学、慶応義塾大学
偏差値、ブランド力、知名度において他大学と一線を画す2大私立大学です。
受験科目など旧帝大と比べると入学難易度は下がりますが、東京にあるという立地と旧帝大の学生に比べると、コミュニケーション能力が長けているイメージもあり、大手広告代理店や人材業界大手など、人気企業や超大手企業の採用ターゲットとしてこちらも、壮絶な取り合いがあります。
同クラスの大学として上智大学、東京理科大学、国際基督教大学(ICU)を含めて、早慶クラスとする企業もあります。
MARCH
明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学
早慶と並んでよく使われる大学群です。
東京の私立上位大学群で、大手企業、中小企業含めて多くの企業で採用ターゲットとなります。
数も多いため採用母集団のボリュームゾーンとなります。
学習院大学を含めてGMARCH、法政大学、明治大学、中央大学だけで法明中なども同ランクの大学群名称としてよく使われます。
関関同立
関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学
MARCHの関西版。関西の私立上位大学群です。
関西ではブランド力、知名度ともに強く関西の企業では大手企業、中小企業ともに主要採用ターゲットとなります。
こちらも人数が多いため、採用のボリュームゾーンとなります。
成成明学
成城大学、成蹊大学、明治学院大学
MARCHと後述する中堅私立大学群である日東駒専の間の偏差値大学群で大手企業でも採用ターゲットとする企業があります。
獨協大、國學院大、武蔵大と合わせて成成明学獨國武と呼ばれる場合もあります。
日東駒専
日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学
関東にある中堅私立大学群です。
中小企業では主要な採用ターゲットとなります。非常に人数が多いため採用母集団のボリュームゾーンとしても重要です。
産近甲龍
京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学
関西にある中堅私立大学群です。
関西の中小企業では主要な採用ターゲットとなります。こちらも非常に人数が多いため採用母集団のボリュームゾーンとしても重要です。
大東亜帝国
大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学
関東にある私立大学群です。
ボリュームゾーンとして中小企業の採用ターゲットとしてよく使われる大学群名称です。
摂神追桃
摂南大学、神戸学院大学、追手門学院大学、桃山学院大学
関西にある私立大学群です。
大東亜帝国同様、関西ではよく使われる名称です。
その他
大学群ではありませんが、名古屋にあります南山大学も地方有力大学としてよく採用ターゲットとなります。
まとめ
最近では昔ほどは言われなくなりましたが、大学偏差値は新卒採用での大事な指標であるのは事実です。
企業によっては採用ターゲットを明確に狙って採用しています。
もちろん偏差値だけでは優秀かどうかはわかりませんが、大学群によって競合企業や学生の活動も変わってきますので、どの大学群をメインの採用ターゲットとするかで、投下企画や時期など最適な採用手法を考える事も重要です。
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