オンライン採用における、インターンシップ【実務・運用編】
目次[非表示]
はじめに
本稿は、「オンライン採用における、インターンシップ」と題した複数テーマのVol.3とな
ります。
前回Vol.2では「オンライン採用における、インターンシップ」インターンシップの【コンテンツ設計】をテーマにお届けしました。
本稿ではVol.3として、当社採用ノウハウと共に、具体的な当日の「運用」についてお届けします。
学生が退屈しない【オンラインIS】と【導入】とは?
インターンシップをオンラインで実施する企業様も増える中で、
「自社のインターンシップを実施していると、はじめは学生が退屈そうにしていたり、終始反応も薄いので、何か対策はないですか?」
と、よくお問合せをいただきます。
オンラインインターンシップ(これtは、WEBセミナーにも共通しておりますが…)においては、人事ご担当者様が一方的に話をする機会も多くなってしまうため、学生とのコミュにケーションが取りづらいです。
そこで、【退屈なインターンシップ】とならないためにも、下記の点に注意して進めていきましょう。
学生が定期的にリアクションするコンテンツを入れる
例) 今日は色んな話をしますので、 |
学生が定期的に「手を動かして」回答出来る質問を作る
例) |
この後のグループディスカッション・グループワークで使えそうな投票(アンケート)を用意する。
→その後の自己紹介で活用します!
例) |
こうした学生が【主体的】に、そして【能動的に】参加できる
オンラインインターンの導入が大切です。
まずは自己紹介!から初めていないですよね?
さて、クライアント様からお問い合わせをいただくのが、
何も知らない学生同士でいきなりブレイクアウトルームでグループの自己紹介は気まずいですよね…という内容です。
まさにその通りです。
しかし本稿をお読みいただいている人事ご担当者様の中にも、この内容はドキッとされている方も多いのではないでしょうか?
「まずは自己紹介から」とならないために、1.の(3)で自己紹介に使えそうなアンケートについて、ご案内しました。
いきなり自己紹介をするよりは、何かグループの共通の話題をもったうえで、話を始めることができると、スムーズなグループの進行につながりますよね。
私がお客様に良くご案内するのは、「誕生日が一番早く来る人から、自己紹介を」や、「名前の文字数が一番多い人から自己紹介を」とすることで、自然と会話ができる状態を作り出し、打ち解けた雰囲気の中で、学生が話始められるような【配慮】をしています。
(※具体的な方法については、ぜひ宮本までお問合せください。)
必ず「メモ」が取れる間の用意を!
各社様プログラムは前後するかもしれませんが、オリエンテーション・学生の自己紹介も済ませたところで、早速自社の説明やディスカッション・ワークの体験の説明に入ると思います。
ここで注意がございます。
インターンシップに参加する学生の多くは、まだ大学1~3回生になりますので、基礎的な社会人としての知識やふるまいが身についておらず、「メモ」を取る習慣が身についていない学生も多いです。
一方で、人事ご担当者様のご説明においても、「メモ」を取れるだけの「間」をご用意いただいていないことも多いです。
この「間」については、(1)時間的なもの、(2)物理的なもの、の2つがございます。
(1)については、とにかくプレゼンや説明が早くて、ききとれない、メモが取れないことも多いので、ぜひ「間」を意識してお伝えするようお願いします。
(2)については、学生がメモを取れるように、プレゼンテーション内の重要事項については、空白「 」を作成して、スライドショーで空白「 意思決定 」と入れるようにし、学生がメモを取れるようにしていただきたいです。
近年は動画サイトですら1.5倍速~2倍速で内容を追いかける「コスパ学生」が多い中で、本当に覚えておいて欲しい事については、こうして意図的に「メモ」を取らせることで、貴社が重要視しているところをぜひプッシュしていただきたいです。
実務&模擬体験【+α】(これは人事の方の見せどころです!)
説明も終え、さぁ実務&模擬体験の開始です。
学生が主体となって、ワーク・ディスカッションが円滑に進むようサポートをお願いします。
ワークやディスカッションでよくある質問集(FAQ)を作成しておくことや、当日の学生の様子をメモすることのできるワークシートなどをご準備していただければと思います。
そして、学生には具体的なフィードバックをぜひお願いします。
具体的なワークやコンテンツの設計については、前稿もご参照ください!
さて、【+α】について解説をいたします。
インターンシップにおいては、学生はもちろん自分が志望する企業について、会社情報や仕事情報、福利厚生や先輩の働き方など知りたいことはたくさんありますが、インターンシップだからこそ、ぜひ「社会人になっても役立つ」ビジネススキルやマインドセット、また専門的(理系の開発・設計系や、文系でも営業ロールプレイング系など)な内容であれば「具体的に仕事で役に立つ」スキルについて、人事の方にはプレゼンテーションで解説をしていただき、学生が「社会人に役立つ内容が適切に教えてもらうことのできる会社」という認識をもっていただけるようにしましょう!
お礼とサンクスギフトを忘れずに!
さてオンラインインターンシップのフィードバックも終え、終了後アンケ―トも案内していただいたら、ぜひお礼・サンクスギフトをしていきましょう。
終了後には学生に対してお礼メールを送るとともに、できれば各社様で参加特典(サンクスギフト)をお願いします。
サンクスギフトはたとえば、
1.早期選考への特別招待
2.インターン参加者限定特別イベントへの招待
3.各企業様の取り扱うアメニティの送付
(例、就活対策グッズとかもらえると学生にとってもいいですよね。
ボールペン、モバイルバッテリー、クリアファイルなど…)などです。
各企業様にもっともふさわしいものについては、採用総研のコンサルタントにぜひお問合せください。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今回は運用についていくつかの事例と共にご紹介しましたが、実際には、各お客様の採用上における強みや弱みと共に、【運用】のご提案を行っております。もし今後のインターンシップ設計、運営にてお困りの場合は一度、弊社までお問い合わせいただけますと幸いです。
*インターンシップの準備に関するチェックリストもご準備しておりますので、こちらもご参照ください!
採用総研ではその他お役立ち資料を用意しております。
*オンライン採用における、インターンシップ 全4回(過去3回はこちらから)
【Vol.1】
【Vol.2】
【Vol.4】