NOT、オワハラ!採用担当者が知っておくべき、適切な入社意志の確認方法とは?
目次[非表示]
- 1.オワハラとは何か?
- 2.オワハラと言わせない!学生に入社意志を確認する方法とは?
- 2.1.「内定承諾」の認識をすり合わせる
- 2.2.人事面談で話し合う
- 2.3.学生が求めている内定者フォローを行う
- 3.まとめ
オワハラとは何か?
オワハラとは、企業側が内定を出した学生に対し、「就活を終わるように迫るハラスメント行為」のことを指します。売り手市場の昨今、なんとか確保した内定者を繋ぎ止めておきたいという人事ご担当者様の心情は、非常に理解できます。
しかし、いまや「オワハラ」という言葉は就活生にも広く浸透しており、企業は敏感にならざるを得ない状況です。
たとえば・・・
①言葉による圧力
②他社選考の辞退を強要
③内定承諾書へのサインを強要
④後付け推薦状の強要
などが挙げられます。
最終面接などで、「いまここで他社の選考を辞退できるなら、内定を出すけど」というような、取引じみた言葉掛けももちろんNGです。
オワハラと言わせない!学生に入社意志を確認する方法とは?
1.「内定承諾」の認識をすり合わせる
2. 人事面談で話し合う
3. 学生が求めている内定者フォローを行う
「内定承諾」の認識をすり合わせる
基本中の基本ですが、自社における「内定承諾」の認識を、事前に学生とすり合わせておきましょう。というのも、近年の学生の中では、「承諾後でも辞退してOK」という意識が浸透しており、約35%の学生は、「内定承諾後に辞退をしたことがある」と回答しています。
採用総研調査「SPIGEL6月号」より抜粋
人事面談で話し合う
内定者の就職活動を、強制的に終わらせる行為は絶対にあってはなりませんが、企業としても採用枠に限りがあり、これ以上、承諾期限を延長できないという点を伝える必要はあるるでしょう。
そういった場合、下記のように説明してはいかがでしょうか。
「弊社としても採用数に限りがあり、全員に内定を出しているわけではありません。ぜひ●●さんには、当社に入社し、活躍いただきたいと考えております。ただし、他の受検者の方との公平性を期すため、おひとりだけ特別に長時間承諾期限を延ばすことができなくなっており、どうしても●日までに意志を固めていただけないでしょうか?」
企業としても、枠が空かないことには採用活動が停滞してしまいます。内定者であるなら尚更、そういった内部事情も真摯に伝え、納得してもらうべきではないでしょうか
学生が求めている内定者フォローを行う
複数社の内定で、漠然と決め手がなく悩んでいる内定者には、「決めるきっかけ」を与ええる必要があります。そこで重要になってくるのが、内定者フォローです。
社員や内定者同士の懇親会、会社見学などを実施し、「自社で働いている姿」を、他の検討企業よりもどれだけ具体的に想像させられるか?が肝になってきます。
*【少人数向け】オンライン型内定者フォロー研修サービスについては、下記を参照
まとめ
オワハラは、知識さえあれば回避できる問題です。
些細な言い回しや対応が学生に不信感を与えないよう、細心の注意を払いながら採用活動に望んでいただけると幸いです。